PTとケアマネ民生のブログ【フィジマネブログ】

理学療法士が医療に絡めて色々書いていく雑記ブログです

新型AIBOが高齢者に人気な理由を考察してみる。

みなさんこんにちは^^

  

新型の「AIBO」が、sonyから2018年1月11日(わんわんわんの日)に発売されました。

 

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僕は犬を飼ったことがなくて、飼ってみたいなという気持ちはありましたが、子供の世話もあり共働きというのもあってなかなか踏み切れずにいます。なのでこのような「ペット型AIロボット」も選択肢としてはありかなと思いました。

 

全然知らなかったんですが、初代のAIBOが発売されたのは1999年で、2006年に発売中止となっていました。(今までも普通に買えると思ってました。)

2014年には修理用部品が底をつき、壊れたAIBOの合同葬儀が行われたそう。

それだけ飼い主の心をぐっとつかんでたんでしょうね。

 

それが今回12年ぶりに新型AIBOとなって販売が再開され、特に高齢者の間で大人気となっているそうです。

 

今回はこの事象について簡単に考察していこうと思います。

 

新型AIBO高齢者に人気な理由

愛犬との別れが辛いから

 

高齢者の方で犬を飼っていた方々は、皆さん愛犬との死別を経験しています。

経験したことのある人は誰もが、今まで一緒に過ごしていたパートナーがいなくなり喪失感・虚無感などを覚えたと思います。

このように生きがいを無くしてしまい、「大好きな犬はまた飼いたいけれど、別れが辛くて飼えない。」というジレンマが生まれた人たちに、「別れる心配のないペット」として受け入れられているのだと考えます。

 

新型AIBOには、オーナーとのやりとりのデータを解析しクラウド上に蓄積していく機能が搭載され、もし故障して買い換えたとしても、クラウド上のデータをダウンロードして元通りになるので、(データが破損しない限り)ずっと生き続けられるシステムになっているのです。

 

「愛着のあるペットといつまでも一緒に暮らしたい」という高齢者の思いが、AIBO人気を加速させているのかもしれません。

 

 

自分が病気になったり先に死んだりして、愛犬を孤独にさせるのが嫌だから

特定非営利活動法人動物愛護社会化推進協会のアンケート調査によれば、「ペットを飼いたいが実際には飼えない」と思う理由について、「自分の年齢で最後まで世話ができそうにない」という回答が、60歳以上の方の98.2%を占めていました。

仮に65歳で1歳の犬を飼ったとして、犬の平均寿命の14歳の頃にはその人は79歳となります。「自分が何か病気になっているのではないか」「もしかしたら先に死んでしまうかも」といった不安が現れ、新しい犬を飼うのに躊躇するのかもしれません。

 

また、同アンケート調査で「飼育できなくなった時どうするか」の質問に対して、「家族や親戚に相談する」で60歳以上の方の57%がこの回答でした。

「自分の調子が悪くなった時、家族に愛犬の面倒を見てもらうのは荷が重い」などの気持ちも、躊躇する理由の一つではないでしょうか。

 

その点ペット型ロボットであれば、電気さえあれば壊れるまで動き続けられるし、必要であれば処分もできる。ここではある意味「生き物」ではなく「物」としての使い勝手の良さがあるのかもしれませんね。

 

団塊の世代後期高齢者を迎え、全人口の5人に1人が後期高齢者となる「2025年問題」の課題にも合致した、sonyの戦略も垣間見えるところです。

 

他のペット型ロボットとは一味違う、新型AIBOの強み

じゃあ何もAIBOじゃなくて他の犬型ロボットでもいいのでは?と思うかもしれないですが、ここにAIBOの強みがあります。それはAI技術が大幅に進化していることです。

 

AIによる学習機能により、「飼い主」との生活を通じて学習させることができます。

ただこちらから呼び掛けるだけではなく、本物の犬のように、自ら飼い主に近づいて甘えるなど、飼い主の優しい言葉や笑顔などを認識して学んでいくことができるそうです。

また、やさしい飼い主には愛情を返すとようになり、愛情を感じれば感じるほど、深い愛情を返すようになるそうです。本当により「犬」に近いロボットとして設定されているそうです。

 

さらにその親近感のあるルックスや、視線を惹きつける瞳などの愛らしい姿、躍動感のある多彩な動きと小気味よい反応が特徴となっており、他の犬型ロボットよりもバリエーションに富んだ動きができるものと思われます。

 

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それでも値段はそれなりに・・・

ここまでくると気になるのはお値段なのですが、本体が19万8000円+税

aibo』が専用サーバーに接続するための「aiboベーシックプラン(必須)」が3年分で9万円+税。36回払いだと月2980円

ケアサポートも準備されていて、加入は任意となっており、3年契約の場合には54,000円となっています。

 

た、高い。。。

この辺は「犬」を飼うのと大差ないですね。。

 

他のペット型ロボットはどうか

他社でも様々なペット型ロボットが発売されており、安価なものから、AIBOより高価なものまであります。

安価なものであればそれだけ機能は少ないですし、高価なものであればあるほど機能に幅をもたせています。

以下に簡単に商品を上げていきます。

 

・Omnibot Hello! Zoomer

タカラトミー

 

30以上の言葉に反応してアクションをしてくれます。目の表情、声でコミュニケーションをとることができます。

 

・ハートエナジー プーチ

セガトイズ

 

こちらの商品はニンテンドー3DSでの連携ができることが特徴で、ゲームの画面上でプーチを飼っているかのように遊ぶことができます。

 

まとめ

高齢社会が問題となっている中、高齢者のペット事情も大きな問題です。

愛犬という大切なパートナーを失い、次の子を飼うかどうか悩んでいる方の新しい選択肢として、とてもいいものではないかと思います。その人にとっての生きがいになるものであれば、積極的に生活に取り入れるべきだと思います。

今後もより技術を進歩させ、介護現場や医療施設などでも本格的に導入できるよう、進化していってもらいたいです。

 

以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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