ホンダのアシモ開発を取りやめたことがニュースになっていました。
今回はアシモに個人的なありがとうの気持ちを込めつつ、この記事を見ながら思った事を書きます。
アシモの誕生
大手自動車メーカーのホンダは、開発を続けていた2足歩行の人型ロボット「アシモ」の開発をとりやめていたことがわかりました。今後は介護支援などより実用的なロボット技術の開発に力を入れる方針です。
アシモはホンダが開発した人型ロボットで、平成12年に発表された1号機は当時は高い技術が求められていた本格的な2足歩行をするとして注目されました。
アシモが初めて世に登場したのは、今から18年も前のことだったんですね!(平成12年)
僕がちょうど12歳のころに生まれたんだ。。
当時は衝撃的でした。ただただ、
『歩くロボットすげー!!』
『でも歩き方なんかダセー!w』
というTHE小学生みたいな感想でしたけどね。笑
でも当時メディアからもすごく賞賛されていたし、CMでも起用されていることが多かったので、その当時のトレンドだったんですよね。
そしてロボットが歩行できることの凄さをちゃんと分かったのは、今の仕事を始めて歩行に対する知識がついてからでした。
(アシモ初登場から10年以上経って)
歩くということは実は難しい動作だということ、そして歩き方はぎこちないけど、それをロボットで可能にしてみせたホンダのテクノロジーに、当時とても感動した事を覚えています。
アシモの変化とロボットブーム
その後、平成23年まで7代にわたって改良型が発表されましたが、関係者によりますと、ホンダは開発をすでにとりやめていて、研究開発のチームも解散したということです。
2足歩行の人型ロボットをめぐっては、ソフトバンクグループが買収したアメリカの「ボストン・ダイナミクス」が高い運動性能を持つロボットを発表するなど参入が相次ぎ、競争が激しくなっています。
あれから7代目まで来ていたのにもビックリしました。僕が感動していたのは7代目だったのか!笑
そして23年以降は、新しいアシモの開発はされていないようです。
ほかにも色々な会社がロボット開発に参入してきて、市場は競争が激しくなりましたね。今ではペット型ロボットや介護用ロボット、災害救助用ロボットなど、ジャンルや種類は様々。
能力では周りに少し劣る形になってしまいましたが、ロボットブームを引き起こしたパイオニアとしての地位は揺るがないと思います。
今でも僕は『歩くロボットと言えば?』と聞かれたら、間違いなく『アシモ』と答えると思います。
ホンダのロボット開発のこれから
ホンダとしては、より実用的なロボット技術の開発に力を入れる方針で、今後は、アシモの開発で培った高度なバランス性能や、運動を制御する技術を応用し、転倒を防止する機能をもつバイクや、介護を支援する装着型のロボットの開発を進めていくとしています。
もう新しいアシモが生まれてこないのは少し残念だけど、"アシモによって生まれた技術"を、今後介護の現場や公道などで見ることができるかもしれないですね。
個人的には、どこかでアシモの名前を使ってあげてほしいです。それくらい、彼(とその開発者たち)はロボット界のパイオニアだと感じるから。
これからのホンダにまた一層期待してます。
ありがとうアシモ。
さようならアシモ。