PTとケアマネ民生のブログ【フィジマネブログ】

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雨の日に気をつけたい転びやすい場所と、転びにくくする3つの対策

 

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雨の日って滑って転んだ経験のある人が多いと思います。

 

ツイッターアンケートでも。

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柚さんいつもご協力ありがとうございます^ ^

 

3分の2の人は転んだことがあるようですね。

 

また、60歳以上を対象とした平成17年の内閣府の調査によれば、屋内、屋外とも転んだことがあると答えた人は約10〜15%ほどいるということでした。

転倒することで大きな怪我を招き、最悪の場合死に至るケースもあり得ますので、特に雨の日の外出には注意が必要です。

 

という事で、雨の日にはどのような場所で転びやすいのか、転ばないようにする対策をまとめました。

 

 

 

雨の日は、どんな所で転びやすい?

地面の形状が変わる境目部分

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アスファルトから金属製の側溝のフタ、マンホール、タイル製の床など、地面の形状が変わる場所は要注意です。また、雨で柔らかくなった土からタイルの床に映る際などにも、靴に土がついて滑りやすくなることがよくあります。

雨の日は視界も悪く、その先の地面の形状を予測しにくいため、こういった場所での転倒経験が多くを占めています。

 

段差や階段を降りる時

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階段から降りるときに足を滑らせるパターン。特にタイルで出来た階段で起こりやすいです。

また屋内でも、他の人の靴や傘から雨粒が落ちて滑りやすくなっていることもあるので、駅の構内やデパートの中などの屋内でも要注意です。

 

横断歩道の白線部分

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横断歩道の白線部分は、アスファルトとの形質が異なっているため、転倒しやすい部分となります。特にまだ新しいものに関しては滑りやすいので注意しましょう。

昔は横断歩道の端に縦の白線も入っていたのですが、継ぎ目部分の水はけが悪く転倒しやすくなることから、現在ではつけられなくなったとされています。

 

駐車場の縁石

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これに関しては雨の日に限ったことではないですが、よくつまずきやすい・転びやすい場所として駐車場の縁石部分があります。

「遠くばかり見て見落としていた」「気づかなかった」という点でつまずいてしまう人が多いようです。

特に雨の日になると視界も悪くなってしまうので、見落とさないように注意しましょう。

雨の日に滑りにくくする対策とは

滑りにくい靴を選ぶ

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雨の日に滑ってしまう原因として、滑りやすい靴で移動することが挙げられます。

地面が水で濡れていると、靴底と地面の間に薄い水膜ができてしまい、摩擦力が大幅に低下してし、結果として滑りやすくなってしまいます。

 

滑りにくい靴の選び方のポイントとして、

・靴底に溝があるかどうか

・グリップ力があるか(合成ゴム、ラバーソールがオススメ)

 この2点です。

 

また、興味深い研究をされている方がいらっしゃいました。

http://www.mech.keio.ac.jp/ja/souzou/proceedings2014/pdf/1-7.pdf

 

靴底の形状の違いが滑りやすさにどう関連しているかという研究です。

この研究によれば、

・靴底に溝がある方が滑りにくい

・細く縦方向の溝の方がより滑りにくい

という研究結果でした。

 

 

縦溝の方が滑りにくいというのはなかなか驚きでした!

 

歩き方を変える

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一般成人(20歳代)の歩幅の平均は、男性で75cm、女性で64.5cmとなっています。

この歩幅が広ければ広いほど、一歩前に出す際の推進力は大きくなり、とっさの時にブレーキがかかりにくくなるため滑りやすくなります。

また、すり足傾向で足を出している人であれば、少しの段差や地面の形状の違いでつまずきやすかったり、滑りやすかったりします。

 

滑りにくい歩き方のポイントとして

・歩幅を狭くする

・すり足にならないように普段より少し足を上げて歩く

・靴の裏全体をつけて歩く

 

この辺を意識して歩くようにすれば、滑りにくくなります。

時間に余裕を持つ

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何事に関してもそうですが、余裕を持って動かないと焦りが生じます。

先にお話しした歩き方の面でも同じで、時間に余裕がないと大股になったり、小走りになったりして滑る危険性が高くなります。

雨の日に外出する際は、普段より10分でも早く出て、余裕を持って歩きましょう。

 

まとめ

雨の日の滑りやすい場所と滑らない対策についてまとめました。

梅雨は何かと忙しい時期、心に余裕を持って行動することも滑りにくくするコツだと言えますね。

 

本日は以上です、最後まで読んでいただきありがとうございます。

 

 

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